1回めのブラッドパッチ

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寝たきりのまま毎日携帯電話で脳脊髄液減少症患者ブログを読んだ。
この頃が一番酷い状態だったので
難しいことはさっぱり理解できなかったけれど、

かなり辛い治療であること
術後は長い期間安静が必要なこと
その後も様々な症状が出ること

BPに関するいくつかのことは頭に入り、
ここまで来たら後は医師に任せるしかないんだという開き直りか、
それともそんなこと考える能力さえなかたのか、
大きな不安はなかったように思う。

以下は、入院生活後半の体調良い時間に携帯電話で少しずつ打った記録。


2006年11月

◎11(土)◎

修理に出したままのマイカーがなかなか戻らず、
ボロい代車(軽)の後部座席に横たわり、長女運転、
弟助手席(向こうじゃ左だから帰国時は運転しない)で出発。

辛い道のりに耐え、あと少しってところで代車オーバーヒート(ToT)

過酷な旅となった。。。。

病院では、朝のバスで福山の某眼科に行っていた母と長男が待っていた。
病室に着くと倒れ込むようにベッドへぐったり。。。ミ(o_ _)o
しばらく起き上がれそうにないので、
ベッドで横になったまま看護師による説明を受ける。
(本来は食堂へ移動して座って聞く)

この病棟は耳鼻科・形成外科・外科・脳神経外科の混合病棟。
6人部屋。同室は脳外科以外の人たち。

だいぶ経って落ち着いてから荷物を片付け、またすぐ横に。。。ミ(o_ _)o

夕方から夜にかけては、
頭痛・吐気・だるさ・ふわふわ感が悪魔の四人五脚状態で襲ってきた(T-T)
ベッドがグラグラ横に揺れているみたい(ToT)


◎12(日)◎

朝から大ボケ( ̄▽ ̄~)
洗顔後、コットンに化粧水をポトポト…ん、なんか変…ゲッ(゜ロ゜;
これ、シャンプーじゃあ~~~!!!。
顔につける前に気付いて良かったぁ~(T-T)

医師から治療の説明を受ける。

午後はだるさが強い。

夜、隣のベッドのKおばあちゃん85歳が一時帰宅から戻って来られたので
「よろしくお願いします」と、ご挨拶。
耳鼻科。足腰弱ってるらしく、ポータブルトイレを使用。
でも、よく笑いよく食べる元気なおばあちゃん。
お菓子ボリボリ食べながら、テレビに向かって
「ガハハハ~」「ふん、ふん、ふん」「ホンマくそはらたつなぁ~」
カーテン越しに聞こえる口調は
『となりのトトロ』に出てくるおばあちゃんを広島弁にしたような
優しくておもしろい感じ(^_^)

遅くになって、一つ空いてたベッドに緊急入院。
お嫁さんが亡くなり脳梗塞で倒れてしまったおばあちゃん。
「ショックだったんじゃね…。お葬式にも出られんねぇ…。」
付き添って来た娘さんの悲しげな声。。。

病院ってとこは、実にいろんなドラマがある。


◎13(月)◎

脳梗塞のおばあちゃんは個室が空いたのでお引っ越し。

水分たっぷり摂るから頻繁にトイレ通い。
出入り口そばのベッドのSおばあちゃん87歳が
心配そうに不安定な動きの私を見てる(^-^;

昼食を抜き…
午後、右手に点滴で治療室へ向かう。

初めてだからワケわからんし…とにかく医師団にお任せね。
コンタクトしてないし、メガネは看護師さんに預けたから全てボケボケの世界。
医師の顔もわかんないや(^。^;)マスクと帽子姿だし…

うつぶせになって…
麻酔はチクリと痛いけど、これはあたりまえ。
左手から血を取りながら治療開始。

「ガマンしすぎないでくださいね~」って、言われても…程度がわからん!
腰や太股に重い感じや強い痺れはあるが、ガマンできないほどじゃないし…
でも一応、感じた症状は医師に話す。

えっ、こんなもんなん?ってのが、正直な感想(^_^;)

検査入院やブログの仲間たちから仕入れてた情報で想像してたのよりは、
ずっと楽…いや、辛いのは確かなんだけど、思ってたほどじゃなかった(^_^;)
出産や開腹手術に比べれば全然たいしたことない(^_^;)

「おつかれさまでした。」
「もっと辛いのかと思ってました」
「キレイに広がってますからね。
広がらない場合は三カ所四カ所する場合もあるんですよ。」

直後は治療部位(背中と腰)に順調な激痛。
病室に運ばれ、ベッドで2時間絶体安静。

夕方、トイレに立つときと、夕食のときは腰がすごく痛かった(T-T)
それでもこれくらいなら…って、痛み止めなしで就寝。。。


◎14(火)◎

あまり眠れなかった(ρ_-)
背中と腰の痛み、昨夜よりはマシ。右腰と右腕に痺れ。すごくだるい。
頭はちょっとスッキリした感じがする。

午後、痛みが軽くなり楽になった。

ぴんちゃんが来てくれて大感激!涙のご対面(;_;)


隣のKおばあちゃんと実習に来ている看護学生の会話がおもしろい(^-^)

「痛みはないですか?」
「しょうがないわぁなぁ~生きとるんじゃけぇ~ガハハハハ」
「いい考え方ですね~」

カーテン越しに、他にもいろんな話が丸聞こえ(^_^;)

うちの長女も、こんなふうに実習がんばってるんだろうな~
って思うと、ちょっとうるっ(ρ_;)


◎15(水)◎

腰の痛み。睡眠不足。

“食べる”ってことがすごいしんどい。
食べてると頭や顔が熱くなってくる。
食べ終わると倒れ込むように横になる。。。ミ(o_ _)o
めちゃめちゃだるい。

検査入院のとき同室だったTさんが来てくれた。

昼食後、吐気。

夕方、すごく眠いけど眠れず…右首肩に痛みがある。

夕食後、吐気。右半身に痛みと痺れ(T_T)


◎16(木)◎

朝、右半身が痛い(T_T)

カーテン越しに聞こえる、学生さんとしゃべる隣のおばあちゃんの言葉
「人を笑かしたらな、また会いに来てくれるじゃろ。
 好かれよう思うたらな、好かれるようにせにゃあいけん。」

素敵なおばあちゃんだ(^-^)

午後、急に調子良くなる。
シャワー後、隣のおばあちゃん&学生さんと少し話す。

まただるくなり、すぐ横になる。

夕方、
3日×5週間の実習でずっとKおばあちゃんを世話してた看護学生Fさん、
今日で実習を終えお別れ。
他の学生さんたちも加わり隣のおばあちゃんと涙々のお別れ(/_;)/~~
カーテン越しにもらい泣き(ρ_;)

夜、Kおばあちゃん一時帰宅。
Sおばあちゃんは明日、
私を含む三人は明後日退院なので
日曜の夜に病院へ戻ってくるKおばあちゃんとはここでお別れ。

私はベッドで横になったままカーテンをめくり名残を惜しんだ。
「孫のな、結婚式でな、広島(市内)行かにゃいけん。
 うちが大きゅうしたんよ。赤ちゃんのときからなぁ。
 新幹線乗って行くんじゃと。
 ホテルに泊まってな、美容師さん頼んである言うけぇな、
 キレイにしてもらうんよ。」
嬉しそうに話すおばあちゃん。

同居の娘さんによると、
ずっと仕事をしていたので子どもたちのことはおばあちゃん任せだったって…
ここ福山から広島までは新幹線なら30分。
車だと時間かかるから、おばあちゃんの負担にならないようにって配慮らしい。

おばあちゃん、私の顔をマジマジとみつめ…
「あんたぁキレイな顔をしとるなぁ~」
「ホント!?ありがとう(*^^*)」
(お年寄りからはよく声をかけられるから、お年寄り好みの顔σ(^_^;)?)
「いや、ホンマで~、“福”な顔をしとるで。。。。
 治るけぇなぁ、医者に診てもろうたんじゃけ、寝とりゃあ治るで。
 治ったら、ええことがあるけぇなぁ~」
「うん、ありがとう。今から嫁に行かにゃあいけんけぇねぇ」
「ハハハハ、ほうで~」

ちょっと、うるっ…(;_;)
娘さんが押す車椅子のおばあちゃんをみんなで見送った。

医師・看護師・看護助手・看護学生・患者仲間みんなのアイドルおばあちゃん。
娘さん、お孫さんたちも度々様子を見に来て優しいし明るい(^_^)

みんなから愛されてるKおばあちゃんは、
きっと今までいっぱいみんなを愛してきたんだろうなぁ…って、
とても温かいものを感じた。

うちのばあちゃんに、爪の垢もらっとけばよかったな。。。\(-_-;)


◎17(金)◎

朝、調子はまあまあ…

相変わらず、食事が辛い。

ハミガキと洗顔で洗面所に座っていると、Sおばあちゃんが話しかけてきた。
真面目キャラで神経質そうだけど気は優しいのだ。

「えらい(辛い)病気があるんじゃなぁ…
 あなたが来ての前にもおんなじような人がおっちゃったんよ。
 “横着病じゃ言われて情けなかった”言いよっちゃった…」
「そうなんですよ。私も見た目元気そうじゃし、整形外科じゃ異常なかったしね。」
あれこれ聞かれたので、交通事故の被害に遭ってこうなったことを話すと、
Sおばあちゃんは甥を交通事故で亡くした悲しみを語ってくれた。

ベッドに戻り、横になった。
右半身が痛い(T-T)

Sおばあちゃん、早々と退院準備を終えたがまだ計算できてない(^_^;)

私のそばにきて…
「起きんでええよ、寝ときんさい。」手を握ってくれた。
(死にかけてるワケじゃないっつうの…(^。^;))
「きっと、ようなるけぇね、帰ってもお母さんに甘えて寝ときんさいよ。」
また、ちょっとうるっ(;_;)

娘さんとお孫さんのお迎えでお別れ。。。

午後、テレビはおもしろくないし、ボ~ッとして過ごすうちに少し楽になった。

「会えなくなるからね(^_^;)」って、再び、ぴんちゃん登場。
二回も来てくれて…ホントありがとう(ρ_;)

時々、だるさや右半身の痛みはあるけれど、
夕方から夜にかけてもわりと楽だった。
食後やトイレに立つとぐったりするのは相変わらず。


◎18(土)◎

頭痛、だるさ、治療部位の痛みが時々。

とうとう、まともに眠れた夜はなかったなぁ~(ρ_-)
交通量多い場所だから夜中もすごくうるさい。
暴走車も通るし、救急車もよく通る。
でも、薬には頼らなかった。
今夜からはゆっくり眠れるぞ~(ρ_-)zzz

最後の夜は、三人だった。
二人は午前中、退院。
あまりおしゃべりできなかったけど、
医師や看護師との会話でお互いの様子がわかる。
私だけ脳外科だから、
「なんか、かなり深刻そうだと思ったら…そんな病気があるんだ。」
「そうなんよ。前におられた方も大変そうだったよ。」
って、言ってくれたので、
脳脊髄液減少症って病気の存在と、
“深刻”“大変”ってことがわかってもらえて嬉しかった。
みんな良い感じの人たちだったなぁ。。。


お昼は私一人。
6人部屋ががら空きなんて滅多にないことらしい。
明日の夜、Kおばあちゃんが戻って来るまでには、
また誰かが来てるだろうな…大きい病院だから。

長女と父が迎えに来てくれた。

帰りの車中では・・・地獄を見てしまった(T-T)

後部座席に横たわり、しばらくすると…
なんて表現したらいいのかわからない辛さが襲ってきた(ToT)
痛いとかだるいとか痺れるとか吐気とかじゃなく、ホント表現ができない!
あまりに辛くて辛くて途中から涙が溢れた(T-T)
体が辛くて涙が溢れるなんて…いつ以来だぁ!?

自宅に着いて車が止まると放心状態。。。
しばらくは動けず、長女が荷物を降ろし、家に入り、
私の寝床を二女が用意してくれていたのを確認してくれ、
ようやく車から出て家に入り、
布団へ倒れ込んだ。。。ミ(o_ _)o

その後は、急に落ち着き、体調も回復。
さっきまでの悪夢はなんだったんだろ。。。

子どもたちとあれこれおしゃべり(^_^)
もちろん、横になったまま。。。

今、体は治療前より辛いけど、ボケは治ったかも!
頭はスッキリしてる感じがする(^-^)
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